■2019年11月18日(月)
(株)日誠産業様の高品質再生パルプ工場を見学しました。
(株)日誠産業様は独自の技術で牛乳パック等から再生パルプを作るメーカーです。
調達した牛乳パックやインクジェット用紙等の古紙を1日80t、月2000t、年間2万tもの再生パルプを製造し、循環型リサイクルを提案されています。
これまで、難しいとされてきた紙パルプとアルミの分離もできるようになり、トイレットペーパーやティッシュペーパーにリサイクルされています。

工場では粉砕機で原料を小さく砕き、巨大ミキサーの様な装置で原料・温水・薬品を入れてかき混ぜ、ポリエチレンとパルプを分離させます。細かい不純物をフィルターや比重分離機で取り除き、出来上がったパルプに圧力をかけ、シート状に加工して全国の製紙・建材メーカーへ出荷しています。
トイレットペーパー、紙ナフキン、ノート、封筒、カレンダー、建築ボードに生まれ変わるのです。
最後に関連会社の(株)カミ―ノ様では折鶴再生「恩返紙プロジェクト」として、広島、長崎、沖縄等に全国から贈られた千羽鶴をリサイクルし、製品として蘇らせるプロジェクト により売上の一部を平和教育や国際交流の場で有意義に活用しています。
平和への貢献という、素晴らしい取り組みにも感銘を受けました。